投資関連の本を1冊読みました。
成長株投資の本の中では有名な本です。
そしてこの本でオニールは、CAN-SLIM(キャン スリム)という投資ルールを紹介しています。
CAN-SLIM(キャン スリム)とは、7つの投資基準の頭文字をつなぎ合わせた言葉です。
他にも、この本にはとても参考になる情報やアドバイスが沢山あります。何点か引用します。
多くの人が安い株を100株 や1000株という単位で買う方が賢いと思っている。同じ 資金でもより多くを手に入れた気分になれるからだ。だが実際には株価は高くても質の良い優秀な業績の企業を30株 や50株ほど買う方が、良い結果になる。投資をするときは、買える株式数ではなく投資額で考えること だ。最も安い商品ではなく買える最高の商品を買うのである。
成長株投資の本の中では有名な本です。
そしてこの本でオニールは、CAN-SLIM(キャン スリム)という投資ルールを紹介しています。
CAN-SLIM(キャン スリム)とは、7つの投資基準の頭文字をつなぎ合わせた言葉です。
①C( Current Quarterly Earnings = 当期四半期のEPSと売り上げ)
②A( Annual Earnings Increases = 年間EPSの増加)
③N( Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases =新興企業、新製品、新経営陣、正しい株価ベースを抜けて新高値)
④S( Supply and Demand = 株式の需要と供給)
⑤L( Leader or Laggard = 主導銘柄か、停滞銘柄か)
CAN-SLIMの中身をもう少し詳しく見ていきます。
①C( Current Quarterly Earnings = 当期四半期のEPSと売り上げ)
⑥I( Institutional Sponsorship = 機関投資家による保有)
⑦M( Market Direction = 株式市場の方向)
CAN-SLIMの中身をもう少し詳しく見ていきます。
①C( Current Quarterly Earnings = 当期四半期のEPSと売り上げ)
株を買うときは、当四半期(最新の決算が発表された四半期)のEPSが前年同期比で、大きな伸び率 を示している銘柄を選ばなければならない。
②A( Annual Earnings Increases = 年間EPSの増加)
③N( Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases =新興企業、新製品、新経営陣、正しい株価ベースを抜けて新高値)
企業のEPSは、季節性による変動の影響を排除するために、直前の四半期ではなく前年の同期四半期 と比べること。
成功している投資家の多くは、EPS増加率の最低目標として25%や30%を設定している。
さらに成功率を上げるために、過去2四半期続けて、大幅にEPSが増加している銘柄を必ず選ぶこと。
大化け銘柄の分析の研究から、大きく上昇した銘柄のほとんどすべてがそれ以前の10四半期の間のいずれかの時点で、四半期EPSを加速的に伸ばしていることが分かっている。
四半期EPSが勢いを付けて上昇していても、売上が直近の四半期に少なくとも25%以上増加している か、あるいは売上増加率が直近3四半期で加速していることが最低条件である。
②A( Annual Earnings Increases = 年間EPSの増加)
年間EPSが過去三年連続で増加しているものを探す。
株を買うなら、その銘柄の年間EPSの増加率が25%、50%、あるいは 100%以上のものを選ばなけれ ばならない。
③N( Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases =新興企業、新製品、新経営陣、正しい株価ベースを抜けて新高値)
株価が驚くような上昇を見せるには、何らかの新しいものが必要だ。大ヒットとなり収益増加率をこれ まで以上に加速的に伸ばす原動力となるような、重要な新製品や新サービスかもしれない。あるいは新しい活力や新アイデアをもたらしてくれたり、少なくともすべてを一掃してきれいにしてくれる新しい 経営陣かもしれない。
新高値を更新した銘柄はさらに値上がりし、新安値を更新した銘柄はさらに値下がりする傾向がある。
買いの絶好のタイミングとは、強気相場で株価がベースから上 へブレイクアウトし始めたときである。
④S( Supply and Demand = 株式の需要と供給)
④S( Supply and Demand = 株式の需要と供給)
ある銘柄の需要と供給を知る最善策は、日々の出来高を観察することである。
⑤L( Leader or Laggard = 主導銘柄か、停滞銘柄か)
⑤L( Leader or Laggard = 主導銘柄か、停滞銘柄か)
業界内で上位2~3銘柄を狙う。
上位企業とは、規模が最大であるとか、だれもが知っているブランドという意味ではない。最高の四半期EPS(一株当たり収益)増加率および年間EPSの増加を示し、ROE(株主資本利益率)も最大 で、利益率や売上増加増加率もずば抜けていて、株価の動きも活発な企業のことである。
真の主導銘柄を見つけて買い、低迷株や共振株は避けること。
ピボットポイント(正しい買値)で必ず買うことも忘れてはならない。この最初の買いポイントから5~10%上昇してしまった銘柄は避けなければならない。
市場全体の下落が最終局面を迎えたあとに、最初に新高値を付けるまでに回復した銘柄が正真正銘の先導株である。
停滞株に投資するのは、たとえそれが興味をそそるほどの安値に見えても、利益を生み出すことはない。
⑦M( Market Direction = 株式市場の方向)
買値から8%下落した持ち株は、損失を出している停滞株とみなして、大きな痛手を被る前に損切りすること。
⑥I(Institutional Sponsorship = 機関投資家による保有)
株価を押し上げるには大きな需要( = 買い )が必要だ。株式市場において最大の需要源となるのは間違いなく機関投資家である。投資信託、年金基金、 ヘッジファンド、保険会社、大規模な投資顧問会社、 銀行の信託部門、国家機関、慈善施設、教育機関などの多くの機関投資家たちが日々のマーケット を動かす主な原動力となっている。
プロの投資家が保有しないような銘柄は、株価の値動きも平凡に終わる可能性が高い。
数四半期ほど継続して収益と売り上げを伸ばし、さらに機関投資家による保有も増加している銘柄が、 最も適した買い銘柄になる。
⑦M( Market Direction = 株式市場の方向)
マーケットの方向性を判断する最善の方法は、主要な平均株価 3~4種類の日足チャートで価格と出来高が日々どのように変化しているかを注意深く観察し続けて、チャートの示すマーケットの方向を読み取ることである。
弱気相場では、株価は寄り付きで強く、引けで下落する傾向がある。強気相場では、寄り付きで弱く、 引けで上昇する傾向がある。
マーケットの天井を見極めるには、S&P500やNYSE総合株価指数、ダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数などの指数が上昇していくのを毎日注意深く観察することから始まる。すると上昇トレンドをしていたある日突然、マーケット全体の出来高が前日よりも増加したのに株価指数は失速して動か ない(前日の上昇に比べ て勢いが衰え た)という現象が起こる。機関投資家による株式の大量売り、 つまり「 売り抜け」の状態を明確に示すものである。
他にも、この本にはとても参考になる情報やアドバイスが沢山あります。何点か引用します。
多くの人が安い株を100株 や1000株という単位で買う方が賢いと思っている。同じ 資金でもより多くを手に入れた気分になれるからだ。だが実際には株価は高くても質の良い優秀な業績の企業を30株 や50株ほど買う方が、良い結果になる。投資をするときは、買える株式数ではなく投資額で考えること だ。最も安い商品ではなく買える最高の商品を買うのである。
プロ投資家や機関投資家が5ドルとか10ドルの銘柄に投資することはほとんどない。つまり、安い銘柄 には一流投資家による保有がないということだ。
最高の投資銘柄の多くは、聞いたこともない新しい企業である。少し調べれば、有名になる前のそのような企業を発見してそこ から利益を得ることができる。
株価の底や下落中に買ってはならない。ナンピン買いもしてはならない。
この本は時々読み返すようにしたいと思います。
本書に興味を持たれた方は、是非一度購入して読んでみてはいかがでしょうか。
この本は時々読み返すようにしたいと思います。
本書に興味を持たれた方は、是非一度購入して読んでみてはいかがでしょうか。
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